新潟市中央図書館視察

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 港区議会の視察で、新潟市立中央図書館「ぽんぽーと」に行ってきました。

 新潟市は日本一の学校図書館をめざし、学校図書館の支援も積極的です。
 この図書館は、ビジネス支援の充実も行っていました。

 現在、港区では、港区立三田図書館を場所を移して建て替えを計画中です。
 その際、ここの図書館も参考にしています。

1.学校図書館日本一
 ①新潟市立小中学校すべてに学校司書を配置。
 ②新潟市の児童生徒の1年間の図書の貸し出し数は、小学校101.3冊、中学校11.0冊。
 ③図書館支援センターと学校との連携

 教育委員会は、様々な部署と連携し、学校図書館日本一をめざしています。

 特に、小学生の年間100冊の貸し出しは素晴らしい取り組みです。

 以前、秋田県に視察に行ったとき、学力テストが向上した理由のひとつは、朝の授業が始まる前に、それぞれ好きな本を読むという読書の時間をつくったことだとお話しされていました。

 本を読むということは、落ち着いて勉強に入れる体制を整えることや、また、多くの本を読むことで考える力や知識が身についてくると思います。

 港区では、リーディングアドバイザリースタッフRASの有償ボランティアの方々を各学校に配置しています。

 新潟市は学校司書を配置し、図書にかかわる大きな分野で学校と一緒になって取り組んでいます。

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2.困ったときは図書館へ!
 ①レファレンス機能の充実
 ②ビジネス支援や起業のための支援

 各自治体の図書館でも、なかなか困りごとや相談事を図書館で解決しようとはいえません。新潟市は、暮らしの中の疑問、調べものは図書館で司書に相談して、解決していこうと取り組んでいます。例えば、年金のこと、起業する際の融資のこと、行政書士への相談も毎週行われています。
 ネットだけではなく、図書で調べて解決できるそんな図書館に魅力を感じました。

3.地産地消
 新しくできる三田図書館にも飲食のブースが計画されています。
 ここは、地元の食材をつかったパンやさんが図書館に入っています。
 滞在型図書館として、スターバックスが入っている武雄市立図書館が有名ですが、地域の食材をつかった地元企業の支援も自治体としては取り組んでいくべきことです。

4.直営での運営
 地方自治体の図書館は、専門性や費用的なことで、委託や指定管理で民間の事業者に運営をお願いしています。

 港区も直営は中央館のたった1館となりました。直営での強みは何かと聞いたところ、ノウハウの蓄積と話されていました。

 自治体職員だからできることがある。残念ながら、23区の公務員は図書館司書での採用はありません。
そのため、司書資格をもっていても、図書館に配属になるわけでなく、現在の港区のみなと図書館は、司書資格をもっている非常勤職員の方々が勤務しています。

 その他、閲覧室や学習室の充実や子ども図書、行政資料などなど、参考になる点が多かったです。
 中でも図書館司書のおすすめの本が並べられていました。

 図書館は建物が素晴らしいとかではなく、ソフト面の充実が一番です。
 そこに働く人たちがどういった図書館にしていくのか、港区の図書館でもまだまだやっていくべきことが沢山あります。

 港区だからこそできる公立図書館をこれからも目指していきます。

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